村長あいさつ

天野多喜雄村長

村民の皆様におかれましては、村政運営に対しまして、格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。

さて、昨年は、世界中において、年明け早々からの「新型コロナウイルス感染症」との闘いに明け暮れた年でありました。特に、昨年12月初旬からの富士東部地域における都留市を始め高校生等のクラスターの発生は、県内過去最高の発生者数となり、ここ忍野村においても感染の脅威にさらされました。現在も、多くの方々が病床で闘い、後遺症に苦しんでおられるかたも大勢いらっしゃいます。対処ワクチン接種がはじまりましたが、まだまだ先行き不透明な状況下でございます。そのようななか、村民の皆様方におかれましては、マスクの着用・手指の消毒・3密の回避など基本的な対策に加え、大人数での会食の自粛、他人事ではなく真剣に自らの行動を見つめ直していただき、行政民間を問わずに、みんなでリスクの少ない更なる感染予防の環境づくりを徹底していかれるようお願い申し上げます。これからも、忍野村は万全の態勢でコロナ対策に臨んで参りますので、どうか、更なるご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。また、日夜、医療の最前線で懸命に取り組んでいただいておられます全ての医療従事者や関係者、多くの皆様方に対しまして、この場をお借りし、村民を代表し、心より感謝を申し上げます。

さて、私も一昨年8月の村長選挙におきまして、多くの村民の皆様方に力強いご支援とご信任を頂き再選させていただき早や2年目となりました。皆様方とお約束した公約の実現のため、「輝ける未来へ・さらなる前進」をスローガンに、1期目の4年間で取り組んだ忍野村発展の礎を更に継続的に発展させ、1つめとして「未来を担う子供たちの教育環境の充実」、2つめとして「人生百年時代を見据えた生涯学習社会及び社会福祉の確立」、3つめとして「日本一快適で安全安心な村づくり」、4つめとして「忍野村らしさを追求する地域文化の継承」、5つめとして「100年後も誇れる自然環境の保全」、この5つの政策と第6次総合計画を柱として、引き続き村政の発展のため邁進して参ります。
特に、令和3年度におきましては、80年に一度とも言える、本村にとって一大事業でございます「忍野小学校建設事業」の実施設計の年であり、いよいよ早期建設へ向けた重要な年でもございます。また、将来に希望を繋ぐ村づくりの礎ともなるべく忍野村外周道路構想など「忍野村の地域活性化構想」実現に向けた重要な年であるとも認識しております。
これらにつきましては、今後とも、村民の皆様を始め、議員の皆様・関係者の皆様、多くの皆様方と積極的な議論を重ね、強力に推進して参りたいと考えております。

これからも職員一丸となり、明日の忍野村づくりに精励して参りますので、旧年にも増してのご支援・ご理解・ご協力を心よりお願い申し上げます。

令和3年6月吉日 忍野村長 天野多喜雄