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医療機関の中には相談窓口があります

ページID:0001951 更新日:2023年11月27日更新 印刷ページ表示

山梨大学医学部附属病院総合支援部看護師長 穴水美和

先日、山梨県の公式ホームページに、令和元年の山梨県民の健康寿命は全国2位であったという記事が載っていました。山梨県民はがん検診や特定健康診査の受診率が高いことや、65歳以上の有業率も全国2位であり、元気に働き続けるかたが多いことなどが、健康寿命が高い一因ではないかと書かれていました。
健康志向が高いといわれているみなさんなので、医療機関に通院したことはあっても入院したことがないかたも多いのではないでしょうか。
病気になると、健康な時にはなかったいろいろな心配事が起きることがあります。病気治療のことだけでなく、入院生活に関すること、退院後の生活に関すること、仕事に関すること、介護に関すること、医療費に関することなど、ご本人もご家族も考えなくてはならないことがたくさん出てきます。
急に降りかかる不安や困りごとに、どこに相談していいのかわからず、1人でまたはご家族だけで悩んでしまったという経験があるかたもいらっしゃるかもしれません。
医療機関の多くは、患者さんやご家族が様々なことを相談できる窓口を設置しています。相談に対応する専門の相談員(看護師や医療ソーシャルワーカー)がお話を伺い、「どこに相談することが良いのか」「誰に相談したらよいのか」など、一緒に相談事が解決できるようにお手伝いをしています。「入院前に行なえていた日常生活動作が病気によってできなくなり、介護が必要になった」「病気治療が必要になったが仕事も続けていきたい」「経済的に困っており、入院費が心配」などの相談を受けています。医師や看護師、リハビリの担当者など院内の職員だけでなく、市町村の保健師やケースワーカー、介護保険のサービスなどを利用しているかたは担当ケアマネジャーや訪問看護師などと連携を図り、安心して治療に専念できるように支援をしています。病気に関連した困りごとがあったら、遠慮せずご相談ください。

最後にみなさんにお願いがあります。もし入院することになった時、介護保険のサービスを利用していたり、障害者サービスの利用をしている場合、担当のケアマネジャーや生活相談員などに入院になることを伝えてください。また、入院したら病棟看護師にケアマネジャーや生活相談員が誰か教えてあげてください。入院早期から地域の支援者さんとも情報交換し、安心して療養ができるよう努めていきます。


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