本文
飲酒について
お酒はほどほどに
適量のアルコールは、血行を良くしたり、新陳代謝を促したり、ストレスを解消したり、身体にとっては良い作用をもたらします。
しかし過度の飲酒が続くと、身体にはさまざまな悪影響がおよびます。
肝機能障害のリスクはよく知られていますが、肝臓だけでなく食道や胃、すい臓、心臓の障害、高血圧や糖尿病の悪化、さらにはアルコール依存症という精神的障害まで引き起こすこともあります。
お酒に強いからといって病気になりにくいわけではありません。長年の過度の飲酒のツケはあとからゆっくりまわってきます。
1日のお酒の適量
1日のお酒の適量を一覧にまとめました。女性や高齢者の適量は、半分の量です。
種類・量 | 適量 |
---|---|
ワイン(12度) | グラス2杯弱(200ミリリットル) |
ウイスキー(40度) | ダブル1杯(60ミリリットル) |
焼酎(25度) | ぐいのみ2杯弱(100ミリリットル) |
日本酒(15度) | 1合(180ミリリットル) |
ビール(5度) | 中ビン1本(500ミリリットル) |
お酒のエネルギー
お酒は意外と高エネルギーだということをご存知でしょうか。数杯飲んだら、1食分のエネルギー量にも匹敵します。その為、お酒を飲みながらの食事は、エネルギーの取りすぎになりがちです。
次の一覧を参考に、自分がいつも飲んでいるお酒のエネルギーを意識してみましょう。
取り過ぎたエネルギーは肥満につながります。
種類・量 | エネルギー量 |
---|---|
ワイン(12度)120ミリリットル | 90キロカロリー |
ウイスキー(40度)60ミリリットル | 140キロカロリー |
焼酎(25度)180ミリリットル | 260キロカロリー |
日本酒(15度)180ミリリットル | 200キロカロリー |
ビール(5度)350ミリリットル | 140キロカロリー |
お酒の上手な飲みかた
- 食べながら飲みましょう。
- 自分のペースでゆっくり飲みましょう。
- 楽しく飲みましょう。
- いろいろな種類のお酒を飲まないようにしましょう。
- お酒とお水を交互に飲みましょう。
- 強いお酒は割って飲みましょう。
- 寝る2時間前までに切り上げるようにしましょう。
- 休肝日を週に2日設けましょう。
つまみの選びかた
空腹時の飲酒は血中のアルコール濃度を高めるだけでなく、胃炎や食道炎の原因にもなります。
飲酒時はつまみを適度に食べましょう。
おすすめなつまみ
- 冷やっこ
- 枝豆
- 野菜の煮物
- 白身魚やいかの刺身
- 焼き鳥
控えたいつまみ
- 揚げもの・炒めものなど、油を使った料理
- マヨネーズをたっぷり使った料理
- 味の濃い料理