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村章と村民憲章
村章
昭和45年12月制定。
忍野村から望む美しく雄大な富士山の眺めは、「忍野富士」として広く全国に知られています。
このすぐれた景観と、村の将来の力強い発展を、カタカナの「オ」で図案化し、また「シ(し)」と「ノ」で円を構成して村民の和(輪)を表現したものです。
村民憲章
平成元年4月。
忍野村は、富士山と美しい名泉に恵まれた高原の里です。
わたくしたちは、ここに生きる喜びと誇りをもち、力をあわせて自然と産業の調和のとれた村づくりを目指し、ひとりひとりが郷土を愛する村民となるため、高く村民憲章を掲げます。
一.わたくしたちは、美しい自然を守り、心のかよう村をつくりましょう。
一.わたくしたちは、勤労を尊び、創造性豊かな村をつくりましょう。
一.わたくしたちは、歴史を尊重し、文化のかおり高い村をつくりましょう。
一.わたくしたちは、進んできまりを守り、平和で住みよい村をつくりましょう。
一.わたくしたちは、心身を鍛え、健康な村をつくりましょう。
村の木
イチイ(ヘダの木)
村の木として昭和44年に指定されている。
イチイは、忍野村の家々にはどこに行っても見受けられる常緑樹で村の鑑賞木の約50%に達するといわれている。
また、風よけとして或いは生垣等として幅広い用途で植栽されているが、なんといっても庭木の鑑賞用として親しまれその容姿によってさまざまな鑑賞美を味わせてくれる。(出典:忍野村詩 第一巻)
村の花
富貴草
村の花として昭和44年に指定されている。
富貴草は、別名しのぶ草ともよばれ、忍野村特有の草花であり、他の地域ではめったに見られない貴重な草花である。
富貴草一か所に群生して生息し、緑の葉に囲まれて、まん中に目吹く可憐な白い花は、なんともいえない美しさがある。(出典:忍野村詩 第一巻)
村の鳥
つばめ
村の鳥として昭和44年に指定されている。
つばめは、家々の軒下に巣をつくりそのスマートな姿は人間社会にも深く溶け込み親しまれている益鳥で、春先になると各戸の軒に出入りし人々の心を和ませてくれる。
忍野村の鳥として指定されたつばめは、その数も多く最も村の鳥にふさわしい渡り鳥である。(出典:忍野村詩 第一巻)
村の動物
リス
村の動物として昭和44年に指定されている。
動物の中でもリスは最も小さなものの中に数えられるが、動作の身軽さや、人を寄せつけない警戒心は、リス特有のものであり、特に身軽な動作で木々の枝を渡る様は、他の動物には見られないものを感じさせる。
忍野の山里に生息する山リスは、村のいたるところで見受けられ、山リスの素朴さと軽快な躍動は、忍野村の小さなアイドルとして、親しまれている。(出典:忍野村詩 第一巻)