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我が家の備え(自宅とその周辺)
家の中の安全対策
地震で倒壊しない家に
建築基準法に定められた耐震基準は、震災で建物に大きな被害が出るたびに改正され、最も最近の改正は、昭和56年6月に適用されました。
この新耐震基準に適合した建物は、阪神淡路大震災でも、被害が小さかったと言われています。
それ以前に建てられた建物は、耐震診断を受け、必要な補強をしておくと安心です。
家具の固定ポイント
過去の震災で、死傷者の約9割が家屋の倒壊と家具などの転倒による圧死によるものだったと言われております。家庭でできる地震対策の第一歩として、家具の固定や配置換えは非常に有効です。
自分自身と家族の命を守るため是非取り組みましょう。
取付金具を家具の両側のなるべく上部に取り付ける。 | ![]() |
天井が丈夫であれば、突っ張り棒を取り付ける。 |
テレビ、ピアノなどはロープなどで柱に固定する。 | 食器棚のガラスには、飛散防止フィルムを貼り、開き戸には留め金具を付ける。 |
その他にも、吊り下げ照明器具は3~4か所をチェーンで天井につなぐ。
二段重ねのタイプのものは上下を金具で固定する、などの対策をしましょう。
安全確保の配置換えポイント
- 家の中に逃げ場となる安全なスペースをつくる。少しでも安全なスペースができるように配置換えをする。
- 避難時の通路となる廊下や玄関付近には、家具や荷物を置かないようにする。
- 寝室、幼児・高齢者・病人のいる部屋には、なるべく家具を置かないようにする。やむを得ず寝室に置く場合は、家具の下敷きにならない位置で寝るようにする。
家の外の安全対策
- アンテナ
しっかり固定する。 - 屋根
屋根や屋根瓦にひび割れやずれ、破損が生じている場合は専門家に修理を依頼する。 - プロパンガス
ボンベを鎖でしっかり固定しておく。 - ベランダ
常に整理整頓をし、植木鉢などが落下しないように低い位置に置くか固定する。 - ブロック塀・門柱
ひび割れや傾き・鉄筋のさびなどがあれば、修理する。土中にしっかりとした基礎部分が無いもの、鉄筋が入っていないものは危険なので補強する。
安全なブロック塀の目安
- 鉄筋はきちんと入っているか。
- 基礎はしっかりしているか。
- 傾きやひび割れ、破損箇所は無いか。
- 高すぎないか(目安は2.2メートル以下)。
新たにつくるときは生垣にすると安全です。