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浅間神社(内野)の例祭は、忍野村の春を祝う、内野地区で一番大きなお祭りです。
祭神は「木花咲耶姫命」で、神輿の渡御、神楽の舞など、賑やかに行われます。
4月土曜日の午後、神輿は神社を出発。夕刻おたま屋に到着し、翌日内野地区を一巡して帰ってきます。
神輿はお伝馬で担いでおり、どのように静かに歩こうと思っても、自然に神輿が揺れることもありました。
神輿が立ち止まって動かなくなることや後戻りをすることなども、特に悪いと考えられていました。
そのため、巡っている間は自分の家の門口を神輿が通り過ぎていくのをじっと拝していたそうです。
無事静かに通過すればほっとしたように明るい気持ちになりますが、神輿が少しでも傾くようなことがあった場合は、祭りの後に小豆飯などを煮て厄除けをします。
現在では自動車で引くようになりました。