ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 本庁 > 総務課 > 気道異物除去の方法

本文

気道異物除去の方法

ページID:0001794 更新日:2023年11月27日更新 印刷ページ表示

のどに異物が詰まると話しかけても返答できなかったり、苦しそうな表情をします。
万が一気道に物が詰まってしまった場合は次のような手当をしてください。

  • 喉をおさえて苦しそうだったり、「何か詰まったのか?」と尋ねたことに対して、うなづくことができる場合は「背部叩打法」もしくは「腹部突き上げ法」などの対処をしてください。
  • 反応がない場合には「心肺蘇生法」を行い、「119番通報」をしてください。
  • 傷病者が咳をすることが可能であれば、できるだけ咳を続けさせてください。咳が最も効果的な異物除去方法です。
  • 咳が弱くなったり、咳ができなくなった場合は、「119番通報」するとともに窒息と判断して迅速な対応が必要になります。

背部叩打法

成人に対する方法

立った状態や座った状態、横に寝かした状態でも行うことができます。
手の付根で左右の肩甲骨の間を力強く何度も連続して叩きます。

立っている状態

立っている状態の画像

横に寝かした状態

横に寝かした状態の画像

幼児に対する方法

叩きかたは成人の場合と同じですが、叩く位置については、背中の真ん中で行います。

幼児

腹部突き上げ法

患者の後ろから手を回します。
一方の手で、握りこぶしを作って患者のへそとみぞおちの間に当てます。
もう一方の手を添えてすばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。

腹部突き上げ法

  • 妊婦や乳児に対しては腹部突き上げ法は行わないでください。

その他

詳しくは以下でご確認ください。

反応がなくなった場合

傷病者がぐったりして反応がなくなった場合は、「心肺蘇生法」を行ってください。
途中で異物が見えた場合は、異物を取り除きます。見えない場合にはやみくもに指を入れて探さないでください。
また、異物を探すために胸骨圧迫は中断しないようにしてください。