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構成資産番号:16 四番霊場 銚子池(ちょうしいけ)

ページID:0001132 更新日:2023年11月27日更新 印刷ページ表示

平成25年6月に富士山が世界遺産として登録され、忍野八海は富士山の価値を構成する資産となっています。

構成資産の画像

構成資産番号:13 一番霊場 出口池(でぐちいけ)

構成資産番号:14 二番霊場 お釜池(おかまいけ)

構成資産番号:15 三番霊場 底抜池(そこなしいけ)

構成資産番号:16 四番霊場 銚子池(ちょうしいけ)

構成資産番号:17 五番霊場 湧池(わくいけ)

構成資産番号:18 六番霊場 濁池(にごりいけ)

構成資産番号:19 七番霊場 鏡池(かがみいけ)

構成資産番号:20 八番霊場 菖蒲池(しょうぶいけ)

一番霊場 出口池 二番霊場 お釜池 三番霊場 底抜池 四番霊場 銚子池 五番霊場 湧池 六番霊場 濁池 七番霊場 鏡池 八番霊場 菖蒲池

構成資産番号:16 四番霊場 銚子池(ちょうしいけ)

銚子池

湧池から阿原川沿い脇の草地のなかにひっそりとあります。池の底の砂地から水が湧いているのがよく見えます。

表1
住所 山梨県南都留郡忍野村忍草266-3
面積 79平方メートル
水温 約13.5度(年平均)
湧水量 0.02立方メートル毎秒
水深 3メートル

銚子池にまつわる伝説

昔、ある家の花嫁が厳粛な結婚の最中におならをしてしまった。その音がすごく大きかったので、包み隠すことができず、年若い初心な花嫁はこれを深く恥じて、結婚式の席にいたたまれず、隙を見て席を抜けだし、銚子を抱いてこの池に身を投げた。その後、花嫁の履いていた草履が池の底に映って見えることもあるといわれている。この悲しい伝説が基になり、今では縁結びの池と伝えられている。

石碑とその由来

忍野八海の各池には、石碑が設置されています。
その石碑は忍野八海(元八湖)再興の一環として作られたとされ、池の名称、禊ぎの順番、竜王名、和歌などが刻まれています。

石碑(銚子池)

銚子池 竜王名 和脩吉竜王(バースキりゅうおう)

「和脩吉」とは、サンスクリット語で、「九頭」という意味です。この竜王は九頭を持って、妙高を繞って小悪をなす細竜を食し、人々の災難を除く竜王です。

元八湖和歌版木

忍野八海の北に位置する東円寺には、天保14年(1843年)、元八湖再興の際に作られたものとされる版木が今も所蔵されています。
この版木には、石碑と同じ、池の名称、禊ぎの順番、竜王名、和歌などが刻まれています。
※八つの池(現在の忍野八海)は、「富士山根元八湖霊場」と名付けられ、略して、「元八湖霊場」と言われるようになったとされています。

元八湖和歌版木

東円寺所蔵【元八湖和歌版木】

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